将来年金が出るか不安…老後の資金は確保しておきたい。でも個人年金保険をオススメしない訳。
こんばんは。まだまだ世の中の仕組みについて情報弱者で未熟者のアリオです。
今日は将来の為に始めている人も多い個人年金について書きたいと思います。
個人年金とは?
数年前から公的年金についてのニュースなどが多く流れ、ニュースに興味のなかった人でも将来自分が老後を迎える際に年金がもらえないのではないか?年金をアテにしてはいけないのではないか?といった漠然とした不安を持っている人も多いと思います。
僕ももれなくその1人でした。
そんな不安から老後の資金は自分で積立てていかなければいけない。
そういった考えを持った人を対象に今人気なのが保険会社等が勧めている個人年金保険です。
「年金」という名前がついていますが正しくは保険商品の1つとなっています。
保険会社や商品によって色々と内容は異なりますが基本的には契約時に定めた年齢から一定期間年金を受け取る仕組みとなっています。
中には生きている限りずっと年金を貰える事が出来る商品も存在します。
個人年金保険のメリット
節税効果がある
個人年金保険は「個人年金所得控除」として所得控除の対象となる為(全ての個人年金保険ではありません)、保険料の払い込み金額に応じて所得税や住民税の負担軽減を図ることが出来ます。
貯金の苦手な人でも続けやすい
個人年金保険は毎月決まった金額を積み立てていく保険商品となっているため貯金の苦手な人でもコツコツと貯金感覚で将来の資金を積み立てていくことが出来ます。
個人年金保険のデメリット
途中で解約した際に元本割れすることがある
個人年金保険は基本的には60歳を超えてから受け取る保険商品となっています。
その為それ以前に解約をしてしまった場合、払い込み期間や商品によっては払い込んだ金額よりも返戻金が少なくなってしまう事があります。
インフレに対応出来ない
個人年金保険は契約時に将来受け取る金額を決めることがほとんどですが、将来インフレにより通貨の価値が今よりも下がってしまった場合に損をしてしまうリスクがあります。
例えばトータルで380万円を払い込み、将来400万円を受け取る個人年金保険に加入していたとします。
いざ受け取る事になった際、円の価値が今の半分になってしまっていた場合(そこまで下がる事は考えにくいですが)受け取る金額は400万円だとしても今現在に置き換えると200万円の価値しかなくなってしまいます。
その為380万円を払い込んだ人は大きく損をしてしまう事になります。
※実際にはここまでのインフレが起こりそうになったら途中解約をしてある程度は回避する事も出来るとは思いますが、それでも解約の返戻金は払い込んだ金額より少なくなる可能性が大きいです。
まとめ
以上のように個人年金保険は老後の資金として備えておきたい人には良いと思います。
しかし今は確定拠出年金という個人年金保険よりも税制面での大きな優遇を受けることが出来る年金もあるため、それぞれの特徴を考慮して加入するべきと思います。
僕自身何も考えず結婚の際にある生命保険会社のセールスマンに言われるがまま個人年金保険に加入しています。
今現在解約すると大きく元本割れしてしまう為しばらくは続けていくつもりですが、やはり将来的には投資などで自ら運用していった方が良いかなと思います。