インフレとデフレ。良く聞く言葉の説明&インフレ、デフレならどっちが良い?
こんばんは。最近お金を大事に使うことを覚えたアリオです。
今日はインフレとデフレの説明とインフレかデフレならどちらが良いのかについて書きたいと思います。
インフレとは?
インフレとはインフレーションの略で、物の値段が上がり通貨の価値が下がってしまうことを言います。
例えば身近な話で言うと、1個50円の駄菓子があったとします。
今まではその駄菓子を50円で買うことが出来ていましたが、ある日その駄菓子がテレビで取り上げられて爆発的な人気が出てしまいます。
そうするとテレビを見た多くの人が商品を買い求めてしまうことにより駄菓子の生産が徐々に追いつかなくなってしまいます。
需要が増えることにより製造会社は今までより多くの人員を確保し新しく工場なども作り生産を行ないます。
新しく工場を作ったり多くの人員を増やしたことにより人件費の増加に伴ない駄菓子の値段を60円、70円と徐々に値上げをしていきます。
最終的に1年後には駄菓子の値段が1個100円まで値上がりをしました。
この事から1年前は1個50円で買うことができていたものが1年後には1個100円を出さなければ購入出来なくなってしまった為、円の価値が1年間で半分になってしまいました。
この現象をインフレーションと呼びます。
上の例だと円の価値は下がってしまっていますが工場を増やしたり雇用の拡大などにより経済にとっては悪いことばかりではありません。
仕事が増え売り上げが上がれば賃金も当然上がり、その人達が再び消費するというお金の流れが出来上がります。
しかし上の駄菓子の原材料が仮にトウモロコシで出来ていたとして、
台風などの天災により例年よりトウモロコシが不作となってしまった場合、需要が今までと変わらなかったとしても今までより原材料費がかかる為商品の価格を値上げするしかありません。
この場合は経済にとってはあまり好ましい状態とは言えません。
デフレとは?
デフレとはデフレーションの略です。
需要に対して供給の方が上回ってしまい通貨の価値が上がってしまう事を言います。
上の例で話をすると元々1個が50円だったものが1年間で1個100円まで値上がりしてしまいました。
それまではみんなが買い続け作れば作っただけ売れていたのですが値段が大きく上がったことにより徐々にみんなが購入を控えるようになってきました。
そうすると製造会社は供給を減らすか値下げをさざるを得なくなります。
しかし供給を減らすと従業員の仕事も減り、賃金が減るだけではなくリストラなどで仕事を失う人も出てきます。
最初は1個90円、それでも売れず1個80円と値下げを繰り返していきますが、みんな収入も減り買い物に慎重になってしまっているせいで今までのように売れることはなくなってしまいました。
最終的に1年後元々の値段の1個50円になりました。1年間で1個100円から1個50円になった為円の価値が上がったことになります。
これをデフレーションと言います。
値段は1年間で半分まで下がったのですが仕事を失ってしまった人や賃金が下がってしまった人も増え、経済には良くない状態となってしまいます。
今回は1個50円という値下げで落ち着きましたが、それでも売れない場合更に値下げをし続けどんどんとデフレが進んでしまう事もあります。
これをデフレ・スパイラルと呼びます。
まとめ
インフレはみんなの消費も増え、お金も循環する為経済にとっては好ましい状態といえます。
ただ急激なインフレは賃金の上昇などが追いつかずデフレを引き起こしてしまう事につながります。
デフレも元々多くのお金を持っている人は今までよりも安い値段で多くの物を購入することが出来る為恩恵を受ける事が出来るかもしれませんが、一般のサラリーマン等は賃金も安くなり最悪の場合は仕事を失ってしまうかもしれません。
以上の事からインフレとデフレのどちらが経済にとって良いかというとインフレ(緩やかな)が良いのかなと思います。
これからはこういった事も意識しながら世の中の流れにも注目していきたいと思います。