【体験記】大腸内視鏡検査の受けたから言える注意点
こんばんは!アリオです。
今日は昨日行った大腸内視鏡検査の受け方や流れ、実際に受けて感じた注意点を書いていきたいと思います。
はじめに
まず僕が大腸内視鏡検査を受けようとしたきっかけですが、最近毎日のようにお腹が痛くて今までは年に数回しかなかった下痢をこの数日は繰り返していた為病院へ行き、そこで先生から勧められた為です。
もともと父方の家系は大腸ガンになっている親戚も多く僕も怖いというのもあったのも検査に踏み切った理由です。
検査を決めてからの流れ
先生から勧められ大腸内視鏡検査を受けることを決めてからは別室へ行き、看護師さんから検査当日までの過ごし方の説明や注意点を教えてもらいます。
大腸内視鏡検査は稀に合併症や腸が破れる可能性もあるなどの少しビビってしまう同意書のようなものや、ポリープが発見された場合は切除しても良いかなどいくつかの同意書にサインをします。
それに合わせ僕が行った病院は基本的に一泊する病院だった為入院に必要なモノなどの説明を受けました。(ポリープを切除しない場合は日帰りで帰る病院もあるみたいです。)
後は検査日の決定。病院との都合もあるのですが僕は1週間後位にしました。
最後に検査日までの食事の説明(どういったものを食べても良いか、悪いか)と薬をいくつかもらいました。
僕の場合事前の検査でお腹が少し張り気味だった為3日前から食事制限をしなければいけないと言われました。
その日はそこで病院を後にしました。
検査日までの流れ
1週間後に検査を決めてからは極力暴飲暴食を控えるようにしました。
そして検査日の3日前からは病院から言われた通りの食事を心がけました。
基本的には消化の良いと言われるモノがメインですが、食べ方にもいくつか注意点があります。
魚やジャガイモの皮は食べずに身を食べるなど色々と制限があり分かりにくかった為、僕はうどん(素うどんが望ましい)をメインに好きな揚げ物やお菓子を封印しました。
これだけでも何気ないようでかなりのストレスでした…。
検査3日前
検査の3日前からは写真の下剤を寝る前に服用し、大体朝排便があるという流れで徐々に身体の中を検査に向けた状態に持っていきました。
検査前日
そして検査前日。前日は夜20時までに食事を済ませ寝る前にヨーデルSにプラスしてピコスルファートという大腸検査前処置用下剤を水に混ぜて飲みます。
こちらは容量は少ないのですが水に混ぜると若干独特な味がした為すぐにお茶で流し込みました。
そして翌朝に少し早めに備えて就寝。ちなみにその日は便意をもよおすことなく朝を迎えました。
検査当日
自宅にて
検査当日。起床してまず1番にコップ2杯の水かお茶を飲むこととの指定ありコップ2杯の水を飲みました。
次に胃の動きを良くして吐き気を予防するというプリンペランという錠剤を1つ飲みました。
そしてそこからが地獄の始まりです・・・
経口腸菅洗浄剤モビプレップという液体をコップ1杯を10〜15分かけて延々と飲み続けます。
モビプレップは水を入れて混ぜて約2リットルの液体を作るのですが冷やした方が飲みやすいとの事で前日作り冷蔵庫で冷やした状態にしていました。
味の方はというと…
最初は清涼飲料水の様な味でまぁ全然飲めるかなって思っていたのですが、回数を追うごとに段々と気分が悪くなってきます。
外袋を開けるとこんな感じでAとBにそれぞれ粉末が入っていて作る直前に混ぜます。
最初の1杯を飲んで数分、徐々にお腹がグルグルとなり最初のトイレへと行きました。
この時はまだ正常な便ですが回数を追うごとに段々と水のような便へと変化していきます。
そしておよそ1時間かけて1リットルのモビプレップを飲み、後はひたすらトイレとリビングの往復です。
そして少し落ち着いたところでいざ病院へと向かいます。
※ちなみにここまでの流れを早朝に病院に向かい病院で過ごす事も出来るみたいですが主に高齢者の方が病院で過ごすみたいで僕は自宅を選択しました。
病院にて
病院に着き、僕は入院だった為まず病室へ通され、その後簡単な説明を受けて病院のパジャマに着替えました。
そこから脱水を予防する点滴を繋がれ、再びモビプレップを飲み完全に便が水になるまでひたらすらトイレに行きます。
病院では見本の写真があったので便がその状態になったら看護師さんに確認してもらうのですが、1度良い感じになったと思ったら再びダメになったり…
正直朝から数えて何回トイレに行ったことやら、、、
最後の方はお尻をカッターで切りつけられたような激痛との戦いでもありました。
そして10数回目の便でようやく見本の写真のような便に。
看護師さんもバッチリとの判断を下し、後は検査に呼ばれるまで待機します。
いざ検査へ
そして準備が整い、いざ検査へ。
看護師さんからお尻の所だけ穴の空いたトランクス状の紙パンツを渡され、それに着替えます。
そして看護師さんに誘導され検査室へと向かい後は左向きにベットに寝転がり待機します。
どんな感じだろうかとドキドキしながら待っていると看護師さんが「今から鎮痛剤を打ちますね」と注射のようなモノを持ち一言。
僕は「鎮痛剤が効かなかったらどうしよう…声をあげるほど痛かったらどうしよう…」と心臓はバクバクです。
そして看護師さんが点滴の管に注射を入れ・・・
次に目を開けると僕は病室のベットの上でした。。。
注射を打たれおよそ数秒で完全に意識を失っていてその間夢なども見ることなく本当にその数時間空白の時間となっていました。
ふと枕元に目をやると
【目を覚ましたらナースコールをして下さい】
と書かれた紙が。
ボンヤリとしながらもナースコールを押し看護師さんが数秒後に来ました。
「では先生の説明を聞きに行きましょう」
と言われ診察室に向かいます。
診察室に向かう途中看護師さんから更に
「ポリープ切ってるからゆっくりで大丈夫ですよ」と、、、
あれ?ポリープ切ったの?
むしろポリープあったの??
ボンヤリとした頭に更にポリープ切除の宣告を受け頭は大パニックのままでしたが僕は診察室に入り先生からの説明を受けます。
先生からはポリープのあった場所や他に問題がなかったかの説明を受け、切除したポリープは悪性か良性かの検査に約2週間かかるとの事でまたそれくらいに来てくださいと。
そしてその日は当然絶食で特に何もすることなくそのまま病院で一夜を過ごしました。
朝起きてようやく久しぶりの食事にありつけますがポリープを切除しているからという事で食事はお粥と味噌汁と豆腐の質素なモノ。
味気ないけど久しぶりに食べた食事は本当に美味かったです。
そしてその後先生の回診があり問題ない旨を伝え無事に退院となりました。
検査を終え
これが僕が大腸内視鏡検査を受けて大腸ポリープの切除をし、退院するまでの一部始終です。
もちろん病院によって多少変わるとは思いますが大腸内視鏡検査は大体はこんな感じと思ってもらって大丈夫と思います。
検査自体は全く意識がなかった為なんともなかったのですがそれまでの過程は地獄のようでした。
ただポリープをそのままにしておくと大腸ガンになってしまうみたいだし検査を受けて本当に良かった。そしてこれからも年齢的に数年に一回は受けていきたいと思います。
最後にアドバイス
最後に今回検査を受けた僕がこれから検査を受ける人にアドバイスをさせていただきたいと思います。
- トイレットペーパーは絶対にケチケチしないで極力柔らかく良いものを使う。(最後はウォシュレットすら痛い)
- 検査を受ける前、特に検査の前日の食事は気を配る。(数日前から食事を気をつけてとっておけば便が検査出来る状態になるのが早いそうです)
- モビプレップは前日から冷やしておく。(これは好みの問題もありますが、飲み進めていくとただでさえキツいのにヌルいと輪をかけて気持ち悪くなります)
以上、完全に個人的な意見にはなりますが今後検査を受ける人は是非参考にしてみて下さい。
長くなりましたがこれで終わります。
結果が出たらまた更新します。
では皆さんも健康に気をつかて下さい。